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「特集:仕事にUbuntu 第10回」 PDFファイルを編集。企画書作成時にデータを流用。

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「仕事にUbuntu」、前回の特集では、プリント出力と同じ手順で簡単にPDFファイルを作成し、iPhoneにファイルを受け渡して、外出先/移動中に参照できるようにしてみました。

今回もPDFファイルの活用について次のような構成で、見ていきたいと思います。

まずは、企画書を作成する際に、ネット上から入手できるPDFファイルから資料を引用してみます。

PDFを利用にあたってはいくつかの目的がありますが、ネット上で広く公開するにあたり、データの改ざんを防止するという目的でも用いられます。特に企業のIRにおける決算報告書など、第三者によって改ざんされ流布されてしまうことを防ぐためにも、セキュリティ対策を施して公開されている場合があります。(これについては次回以降で検討していきます。)

一方で、デジタル文書として、テキスト、画像、写真などを一つのファイルにまとめることができるというのもPDFの大きなメリットであり、WindowsでもMacでもLinuxでも、あらゆるPC環境で開いて参照できることにより、配布/公開がしやすいというメリットがあります。2008年7月には「ISO32000-1」として電子文書の国際規格として認定されています。

一例として、政府/官公庁が発行する白書は、その多くがPDFで公開されるようになっており、中にはExel形式のように、加工しやすいデータとして公開しているところもあります。

Googleで、「○○白書 .pdf」などと検索すればすぐに見つかることでしょう。この例では総務省が毎年公開している情報通信白書を用いてみます。

(1)PDFデータから図版、テキストをコピーし、新たな作成文書に引用する

資料編には、さまざまなデータがあり、Exel形式で入手可能となっています。
Ubuntuの場合、「Exel形式のファイルはこちら」という表記のリンク部分をクリックすると、OpenOfficeのスプレッドシートが起動し、データが表示されます。
このデータを元にグラフを作成することも可能となるわけです。
出典の表記も書かれており、そのままコピーすればいいので楽です。
さて、白書のPDFファイルにも有益な図版がたくさんありますので、企画書の中で引用してみます。
この白書全編にわたって、図版ごとに出典表記が記載されているので、引用の際にこの表記部分をコピー&ペーストすれば済むようになっています。
*引用時の出典表記について、「リンク著作権等の取り扱い」ページにも明記されています。必ず一読を。
グラフなどの図版をコピーするには、「スナップショットツール」が便利です。
カメラのアイコンを選択し、取り込みたい部分をマウスで選択すると、クリップボードにコピーされるので、OpenOffice.orgなどの他のアプリケーションにペーストできるようになります。
この「スナップショットツール」は、初期設定では、ツールバーにアイコンが表示されていないので、追加しておくといいでしょう。
上部ツールバーの空きスペースで右クリックして「その他のツール(R)」を選びます。

現れたメニューから「スナップショットツール」をはじめ、いくつか好みのものを選択して「OK」すると、ツールバーにアイコンが追加されます。
文字部分は、「選択ツール」で選択し、コピーをします。
OpenOfficeのワードプロセッサやImpressにペーストすることができます。改行部分に多少のズレが生じ、制御文字の一部が残ってしまいますが、フォント、文字の大きさの修正と共に体裁を修正して完成していきます。
PDFの中で用いられている図版は作成時の解像度設定にもよりますが、白書で公開されているものは、印刷書籍のデータを流用していますのでクオリティが高く、データとしても政府のものであるため信憑性も高いものと言えるでしょう。
部署、社内の文書をPDF化し、アーカイブしておくことで、全文検索による抽出も行え、抽出したファイルから新たな文書を作成することも可能となるわけです。

(2)PDFデータのページの順番の入れ替え、ページの削除、追加を行う

本来、PDFデータは配布用として作成されるもので、内容の修正はオリジナルで行うべきものです。
しかし、ネット上で公開されている有益な情報としてのPDFファイルをクリッピングしておきたい時に、不要なページは削除したくなります。

一方、様々なソフトウェアで作成したファイルをひとつのファイルにまとめておきたい時もあるでしょう。
たとえば、 OpenOfficeで作成したプレゼンファイルと文書ファイルと、Inkscapeで作成しておいたデザインとBlenderで作成したCG画像とデジカメで撮影した画像と・・・・。それら全てをPDF形式で保存しておくことがUbuntuでは簡単にできるわけで、それらを順番に従ってひとまとめにしたものを他人に渡せば、受け取った方も混乱が少なくてすみます。

フォルダにかき集めたバラバラなファイルを圧縮してメール添付で送る場合、説明の文を作るだけでも長文になって大変です。
そんな用途に便利なのが「pdfmod」。
今まではソースファイルをコンパイルしなければならなかったのですが、Ubuntu 9.10からはパッケージとして入手できるようになりました。PPAでリポジトリと認証キーを追加すれば、Synapticパッケージマネージャから導入することができるようになります。

*リポジトリの登録については、こちらのページの「(6)リポジトリを追加して、入手可能なアプリケーションを増やす」を参照してください。
Ubuntu Tweakを用いればさらに簡単に導入可能です。Ubuntu9.10でUbuntu Tweakを導入後、「サードパーティ・ソフトウェアのソース」で、「PDF Mod」にチェックを入れて、「更新」ボタンでパッケージリストを更新した後に、「追加と削除」メニューでダウンロード&インストール可能となります。
もしも一覧に「PDF mod」が現れない場合、「サードパーティ・ソフトウェアのソース」で「Ubuntu Tweak」を有効にし、最新版にアップデートすることで現れるようになります。
PDF modはとてもシンプルなアプリケーションで、PDFファイルを読み込んで一覧表示し、ドラッグして順番の入れ替え、ページの削除、ページ内に別のPDFを追加することができます。
■他のPDFファイルの追加
「+」ボタンをクリックし、PDFファイルを読み込んで追加したところです。
■ページの削除
ページを選択し、「-」ボタンをクリックするか、右クリックで「Remove Page」を選ぶとページを削除できます。
もちろん「Ctrl」キーや「Shift」キーを押しながら複数ページを選択して一気に削除することも可能です。
■選択ページの抽出
「Extract Page」を選ぶと、そのページだけを新たな単独ファイルとして抽出できます。

選んだページがこのように新たなウィンドウで開き、別ファイルとして保存できるようになります。


ちなみに、ギアの形のアイコンをクリックして、現れる項目欄でファイルのタイトル、キーワードをメモしておくと便利です。
■複数のPDFファイルの統合
複数のPDFファイルをPDF modにドラッグすることで一つのPDFファイルにまとめることができます。
順番はドラッグで変更が可能です。

Posted in どこでもオフィス, オフィス, 仕事にUbuntu, 特集. Tagged with , , , .

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  1. 今週の気になるアレOctober 29th linked to this post on 2009年10月29日

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